連載長編小説
第四章 あらすじ・登場人物
あらすじ――――
ラクール武具大会団体戦は、結局2人のネーデ人が現れたことにより中止となってしまった。
その後、仲間たちはアシュトンを除く全員で久々の再会を楽しむ。だがそんな中、エルネストら一部の人間は不穏な予感を察知していたのだった。
そしてそれぞれが自分の暮らす星へと帰っていく。クロードはロザリス、テトラジェネシス、そしてエクルペルで起こった一連の事件を報告すべく、上司であるランサー少々の部屋を訪れていたのだった。
登場人物――――
クロード
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。銀河連邦の軍人であり、階級は少尉。ロザリスでブーシーを乱獲していたアルフレッドを取り逃がしたこと、および任務中勝手にエクスペルやテトラジェネシスに向かったことを重荷に感じている。
レナ
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。4年前アーリアから地球に移り住んだ銀河連邦の女軍医。クロードとは恋人関係が続いている。
ランサー
地球連邦の少将であり、少尉であるクロードの上官であり、彼に任務を言い渡すのも仕事のうち。かつてはクロードの父親ロニキスの配下として、数々の功績を残してきた優秀な軍人。
ノエル
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。とある地球の大学で自然科学科教授に就いている。エクスペルで邂逅したネーデ人のことが頭から離れず、彼らの正体を暴きたいという思いは誰よりも強いものがある。
レオン
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。紋章科学研究所の研究員。クロードやイリアと同居しながら地球で暮らす。惑星エクスペルより帰ってきてからも、次の日からは当然のように研究所へと勤務している。
ディアス
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。惑星エクスペルで放浪する剣豪。シオンとの対戦が叶わなかった彼は、セリーヌと二人で彼の捜索を続けている。
セリーヌ
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。エクスペルのトレジャーハンター兼カリスマ紋章術師。アシュトンに続きディアスのシオン捜索にも付き合うなど、世話焼き体質は相変わらず。
アシュトン
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。リンガの山奥に住む紋章剣士。武具大会後にシオンと出会ったが、そのことを仲間には内緒にしている。今は再び魔物退治や修行の日々に戻った。
ボーマン
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。リンガで薬局を営む妻子持ち。武具大会やイーヴ達との戦いでは、相変わらず優れた格闘技の腕を見せつけた。
チサト
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。地球の出版社に勤務するジャーナリスト。ネーデ人との再会に誰よりもショックを受けた彼女だが、悲しむ暇も無く冒険を記事に纏める作業に追われている。
プリシス
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。銀河連邦の新米エンジニア。エクスペルから帰ってきた彼女は、本当になりたい将来の自画像について再び考えこむようになっていた。
ユリウス
レオンの才能を高く買っている紋章科学研究所・第三研究部の研究長。ライバルであるブライア博士との研究競争に勝つことばかり考えている。
ブライア
紋章科学研究所・第六研究部の研究長。同じ研究長であるユリウスとは学生時代から犬猿の仲。いつもニヤニヤしている、黒縁メガネの薄気味悪い博士。
ガイエル
紋章科学研究所・第六研究所の若手研究員。短い金髪に縁なしメガネの、いかにも秀才といった風貌。紋章ワープという研究分野の立ち上げにより、突如現れた天才と評されている。
スコット
地球で宇宙船格納倉庫を運営する男性。プリシスから“無人君act2”の保管を任されている。あっさりとした正確だが、その一方で他人の悪事には敏感。実は既婚。
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