短編 頂き物 2
うふ…♪
うふふ…♪
うふふふふふ…♪
どうも、夜遅くにこんばんは、リヴァルです♪
…えっ?なんかやけに嬉しそうだな、ですか?
あ、分かります?実はですね…
なんと明日、あのレオンと、で、デート(はぁと)をする事になったんですよ♪
もう、おかげで緊張しすぎて夜も眠れません♪
…とは言っても、本当はただ食材を買いに商店街へ行くだけなんですけどね。
でも、でもですよ?
普通、若い男女が休日に二人きりで出かけるなんて、デート以外考えられませんよね?
ええ、そうです。きっとそうに違いありません。
要するに気持ちの問題なんです。異議は一切認めません。(何のだbyシモン)
…こほん。少々熱くなってしまいました。
まぁ、そんなこんなで今日は明日に備えて早く寝ようとしてる訳ですが、一向に眠れる気配がありません。
こんな状態では、明日のデート(はぁと)に悪影響を及ぼしてしまいます。
最悪の場合、寝不足で倒れしまうかもしれません。それは何としてでも避けたいところです。
あっ、倒れると言えば私とレオンが初めて出会った時がそうでしたね。
あの時はレオンと一緒に噴水に落ちてしまい、おかげで服がびしょびしょになってしまいました。
あの後は服を乾かしたり、洞窟に行ったりと色々大変でしたけど、今となってはいい思い出ですね。
なんせ、あの日は私とレオンが運命的な出会い(はぁと)をした日ですからね(きゃっ♪)
日付もばっちり覚えてますし、私のこれからの記念日にするつもりです。
そしていつか…
『レオン、今日は何の日か知っていますか?』
『えっ…?なんだろ、リヴァルの誕生日って訳でもないし…』(200%美化)
『…実はですね、今日は私とレオンがあの噴水で初めて出会った日なんですよ』
『へぇ、そうなんだ。そんな事覚えててくれて嬉しいなぁ。あっでも、今日からまた一つ新しい記念日が増えそうだね』(200%美化)
『…えっ、そっ、それって…』
『おっと、少し言い方が遠まわしすぎたかな。…リヴァル、今日僕と君が初めて出会ったこの日を、僕らの結婚記念日にしないか?(キラン)』(200%美化)
『…はい。喜んで』
み、みみみみみたいな展開を!
「…リヴァル、さっきから何一人でブツブツ言ってるの?」
私が握りこぶしを上に掲げながらそう決意していると、隣に寝ていたプリシスがそう呟きました。
うっ…どうやら起こしてしまったみたいですね…
「あ…ちょ、ちょっと化学の数式で覚えられないところがあって、それを復唱していたんですよ」
「あっ、その気持ち分かる! わたしも地球にいた時よくやったなぁ〜」
「でも、私のせいで起こしてしまったようですね。すみません…」
「あ、別に気にしないで。勉強熱心なのはいい事だよ。そんな訳で、お休み〜」
そう言うと、プリシスは毛布を被って再び夢の世界へと入ってしまいました。
ふぅ…何とかごまかせたみたいですね。(だからごまかせてないぞbyシモン)
時刻もいよいよ草木も眠る丑三つ時…そんな表現が似合う時間帯になって来ました。
あっ、ちなみに何故この時間帯を丑三つ時かといいますと、昔は今の干支…つまり子丑寅卯辰巳で時間を表現していたんです。
今と違ってそんなに細かく決められていませんでしたから、子は午前0時〜午前2時。丑は午前2時〜午前4時と表されていました。
その、丑の時間を四つに区切ったうちの三番目の部分を表す時間なので、丑・三つ時。つまり、丑三つ時と言う表現がされているんです。
ちなみに、丑三つ時と言うのは今の時間で表すと午前2時半になります。
以上、リヴァルからのちょっとタメになる話でした〜♪
…なんてお話してる場合じゃありません。話し込んだせいでますます遅くなっていました。
もう。ラモン、あなたのせいですよ?あれ?サモンでしたっけ?それともレモン?
…まぁ、そんな細かい事は置いといて、(置いとくなbyシモン)とりあえず暇つぶしに本でも読みましょうか。
これを読み終える頃にはきっと心地よい眠気がやってくると思いますし、何より、この時間帯は静かですからね。
いつもより集中して本が読めます。
さぁ、それではめくるめく本の世界へいざ
―ジリジリジリジリジ…
えっ?
…もう朝ですか?
…私、まだ一睡も出来てませんよ?
…て言うか、時間が経つの早すぎません?
…あと、なんでプリシスはこの大音量の中でも全く目を覚まさないんですか?
あぁ…今頃になってとてつもない睡魔が襲っ…て…き
fin.
あとがき
またまたラドル様からレオリヴァ小説を頂いてしまいました!
本当に感謝です!
またもやリヴァルの妄想(?)なんでしょうか。
ウブでかわいいです。
そしてレオン君は前回同様、彼女に美化されすぎですね(笑)
この後どうなったのか少し気になります(笑)
まさかこのまま寝てしまうのでしょうか?(-∀-*)
レオンはそういうのすっごく怒りそうですね。
でもリヴァル相手だと、案外許しちゃうのかも。
ラドルさま、本当に面白い小説、ありがとうございました。
2009/2/9
ぷりん