連載長編小説
第三章 あらすじ・登場人物
あらすじ――――
テトラジェネシスでエルネスト・オペラ夫妻と再会したクロードたちは、ネーデ言語で書かれた古文書の解読をリンガのキースに依頼するため、エクスペルへと向かった。
彼らは最初に訪れた町、アーリアでディアスとの再会も果たす。彼はラクール武具大会でシオンという剣士に破れており、仲間たちは数日後に控えた団体戦にて彼と共に雪辱で晴らすことを誓った。
また時を同じくしてクロードの事情を知ったプリシスも、レオンとノエルを引き連れエクスペルへと向かった。そして彼らもアシュトンと共にシオンを倒すべく、ラクール武具大会団体戦に出場することを決めたのであった。
登場人物――――
アシュトン
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。リンガの山奥に住む紋章剣士。ラクール武具大会準決勝でシオンという紋章剣士に破れた彼は、大好きなプリシスらとともにリベンジを誓う。
プリシス
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。銀河連邦の新米エンジニア。クロードとレナを追うようにエクスペルへとやって来た。なんだかんだでアシュトンが昔と変わらないことを嬉しく思っている。
レオン
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。紋章科学研究所の研究員。プリシスによって半ば強引に故郷エクスペルへ来る羽目になった彼も、武具大会団体戦に参加することを決める。
ボーマン
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。妻ニーネと娘エリスと家族三人、リンガで薬局を営んでいる。セリーヌと話をしていたところ偶然プリシスたちと再会し、彼らと共に武具大会団体戦に参加する。
ノエル
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。地球の大学教授で専門は動物学。プリシスとレオンの二人に付き添う形でエクスペルに向かった。ボーマンとは意外にも仲が良い。アシュトンらと武具大会に参加する。
セリーヌ
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。エクスペルのトレジャーハンター兼カリスマ紋章術師。なんだかんだで世話好きな彼女も、アシュトンらが参加する武具大会団体戦に付き合うことに。
マックス
城下街ラクールで鍛冶屋を営む義足の男性。双剣を専門としており、彼の店はアシュトン御用達である。かつてはエル王国の優秀な剣士だったらしい。
ディアス
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。惑星エクスペルで放浪する剣豪。シオンに敗れた彼は、そのリベンジのために、そして仲間の大切さを再認識するために、クロードやレナたちとラクール武具大会団体戦に出場する。
オペラ
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。衛星国家テトラジェネシスの令嬢。娘のローラにエクスペルの自然を見せるため、夫のエルネストと共にエクスペルを訪れた。
クロード
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。銀河連邦の少将。惑星ロザリスでの任務からテトラジェネシスへ、そして彼の人生を大きく変えた舞台である惑星エクスペルへと再びやって来た。ディアスらと武具大会に参加する。
レナ
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。銀河連邦の駆け出し軍医。クロードとずっと行動を共にしながら、念願だったエクスペルへの帰省が実現した。そこで出会った幼なじみディアスらと共に武具大会に出場することに。
チサト
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。地球の出版社に勤める熱血記者。クロードとレナの熱愛を報道するつもりが、いつの間にかエクスペルに。ネーデ人に対する複雑な感情を抱えながらも、ディアスチームの一員として武具大会へ。
エルネスト
十賢者事件を解決した12人の英雄のひとり。テトラジェネシス在住の考古学者。パーティ最年長の知恵袋である彼の本名はエルネスト・ベクトラ。友人の見つけた古代書物を解読するために、クロードらとエクスペルを訪れている。
ローラ
エルネストとオペラの間に生まれた一人娘。両親からの深い愛情を受けながらすくすくと育っている。生まれてはじめてテトラジェネシスの外に出て、自然あふれるエクスペルにやって来た。
ニーネ
ボーマンの妻。彼とは学生時代に出会ったらしい。夫を尻に敷きながらも、なんだかんだで彼のことをとても愛しているらしい。武具大会における旦那の勇姿を拝むべく、娘のエリスを連れてラクールまで観戦しに来ている。
エリス
ボーマンとニーネの娘。特に父親からの溺愛を受けており、その凄まじさはクロード達もあきれる程。
イーヴ
レオンたちの前に突如現れた、謎のネーデ人。銀髪長身に黒い不気味なローブ姿。
グレッグ
イーヴと共に現れたネーデ人。イーヴとは主従関係にあるよう。がっしりとしたスキンヘッドの小柄な男。
シオン
武具大会でアシュトンとディアスを破り優勝を果たした、エルリア出身の謎の剣士。
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